完結。途中ぐだぐだになった感もあったけど,最後はしっかりきちんと落ち着くところに落ち着いてくれました。それだけで素直に満足。『
うしおととら』の秋葉流の最期もそうだったけど,この作者は主要人物それぞれに応じた終わり方を見せてくれるのが巧いです。今作でもルシールやギイ,ファティマ,それに
アルレッキーノと
パンタローネに阿紫花英了と見事な散り様で泣かせてくれました。まさか
フェイスレスの最期で泣くとは思わなかったよ。それでも全43巻を通じて好きな場面は多々あれど,一番好きなのはやはりルシールの死の場面。これに尽きます。
なにはともあれお疲れさまでした。次回作も期待します。