■
- 作者: 恩田陸
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/05/20
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 52回
- この商品を含むブログ (227件) を見る
読んでいて辛くなる箇所も多々あるけれど,基本的には青春を彩るどこか懐かしささえする物語で僕は好きだ。恩田陸の作品ではこないだ読んだ『エンドゲーム』や『球形の季節』みたく閉じずに終わる物語も多いのだが,どちらかというとこの『ネバーランド』や『木曜組曲』のように閉じて終わる物語のほうが相性がいいようだ。もっとも『球形の季節』なんかは釈然としないってだけで好きな作品ではあるんだけど。
いつかまたこの4人に出会うことが出来たらな,と思う。彼らはどんな大人になっているんだろうか?
それにしても『ここはグリーン・ウッド』とか『豪放ライラック』とか寮ものってなんか好きなんだよね。