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- 作者: 若竹七海
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1998/12/01
- メディア: 文庫
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葉村晶と小林警部補を主人公に据えた連作短編小説。乾いた毒気に満ちた若竹作品の真髄が味わえるシリーズです。いやもう大好き。これ以上毒気が強くなると僕にはキツいんだけど,それでもやっぱり好きな作品です。特に「海の底」と「ロバの穴」は堪えます。『悪いうさぎ』で登場してきた柴田要巡査が出てくるのは「あんたのせいよ」でこれもちょっとキツい。こうして挙げてくと葉村晶ものばかりだな。作者に愛されているというのだろうか,こういうのも。