紅の豚

 「カッコイイとはこういうことさ」
 「飛ばねえ豚はただの豚だ」
 やっぱり宮崎駿映画の中ではこの作品が一番好きだなあ。ポルコ・ロッソが本当に格好いいのです。ああいう大人になりたいものです。『辺境警備』の隊長さんと並んで憧れの男なのです。どちらにも共通してるのは俗な言葉でいえば大人の余裕と子供の心ってヤツなのかな。大人の余裕ってヤツはどうしたら身に付くのかね。28歳風情でそんなものが身に付くとは思えないけれど。
 ポルコとジーナとの関係もすっごく素敵。普通の宮崎駿映画ならフィオのほうがヒロインになるんだろうけどね。フィオも好きなんだけどやっぱりジーナの存在感のほうが大きいよなあ。そしてもちろんカーチスも好きです。