300

 テルモピュレーの戦いでのレオニダス王率いる300人の軍勢の奮闘を描いた映画。
 ……というだけではなかったなあ。とりあえず分かったことはシールドアタック最強!! 剣よりも槍よりも一番効果のありそうな攻撃がシールドアタックでした。あー,雨霰と降り注ぐアロー攻撃もよかったなあ。
 物語はあってないようなもの。ひたすら戦う男は格好いいなあと溜息つきながら見ていました。もっとも一番心惹かれたのはスパルタ王レオニダスではなくって,クセルクセス王のキモ格好良さでしたけれど。《ベルがリアード》を実写映画化したら,是非ともこの人にやって欲しい。人間としても本当に寛大そうだよね。使者の人選は明らかに間違えてたっぽいけど。
 気になるところもたくさんあったけど,それ以上に戦う男の格好よさが目立った映画でした。作中でやたらと“Freedom”という言葉が出てきて,これがイランから抗議を受けたプロパガンダ部分なのかなとも思ったけれど,プロパガンダとしては明らかに戦士最強・戦士一番という部分のほうがうえだと思うよ。