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- 作者: 田中芳樹,丹野忍
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/12/07
- メディア: 新書
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十六翼将のうち既に判明している十五人に関しては全員それなりの出番があった模様。目立っていたのはイスファーンとクバード,それにギーヴかな。あとはグラーゼもなかなか美味しいところで登場していました。ナルサスとダリューンはそれほど目立ちはせず。それよりもタハミーネの再登場が意外でした。もっと素直に隠遁してくれるかと思っていたのに。今回は『蛇王再臨』じゃなかったけど『王妃再臨』ではありましたな。
贔屓のキャラではヒルメス&フィトナが呆気ないほど急な展開に。やはりヒルメスが行くところ,常に戦火と流血がついてまわるのやもしれませぬ。個人的にはパルス正統の血に固執するのをやめて,アルスラーンの危険な隣人としての立ち位置のままでいて欲しいのですが,それは無理なのかな。でもカイ=ホスローに連なる身として,対蛇王戦での共闘には期待をしています。それからエステルには辛い展開が。絶対に幸せになって欲しいのですが,何しろ作者が作者なのでどうなることか。ギスカールは出番がありませんでした。
来年も新刊出すつもりらしい。期待はしますが信用は出来ません。