話は進んでいません。以上。
 というわけでグイン陛下御一行様のパロへ向けての中原漫遊の珍道中はまだまだ続きます。表紙を見ればあらすじは分かると思います。分かった人は読まなくってもいいよ。多分,想像している通りだから。
 何が困るって,話は進んでいないのに,妙に面白く感じてしまうこと。正直な話,パロあたりでのぐだぐだな話*1よりも余程に面白いです。まあ,あれより面白くない話はなかなか書こうと思っても書けないとは思うんだけど。
 いい加減パロに着いて欲しいような,パロに着いてまたぐだぐだのドラマが展開されるのなら今のままでもいいような,そんあ乙女心に苛まされる一冊になっています。111巻からは重厚な展開に戻るみたいですよ,奥さん! もっとも問題は読者が期待する重厚な展開ってヤツを作者がまるで理解していなさそうなところにあるんですけど。ま,読まないうちから貶す趣味はないんで,期待せずに待つことにします。

*1:『ヤーンの時の時』〜『豹頭王の行方』あたり