武装錬金 10 (ジャンプコミックス)

武装錬金 10 (ジャンプコミックス)

 『武装錬金』完結。いろいろあった作品だけど,紛いなりにも最後まで書ききってくれたことに感謝。この10巻には「武装錬金ピリオド」と書き下ろしの「武装錬金アフター」が収録されています。他に読み切りが1本。
 「武装錬金ピリオド」の感想は以前書いたので,ここでは「武装錬金アフター」の感想を。とりあえず『武装錬金』好きは読め! 以上。
 ……というのもアレですか。えっと,本編で散りばめられた伏線がほぼ回収されています。なかったのはムーンフェイスがらみくらいかな。ライナーズノートでムーンフェイスはヴィクトリアと組んで云々という説明があったけど,その展開は読みたかったなあ。むーん。そしてまさかやるとは思わなかった西山くんエピソード。あっさりしすぎてるのはページの関係上仕方ないけど,それでも斗貴子さんの傷の由来が明かされたのはよかったかな,と。そして待望の毒島ちゃんのガスマスクの下の素顔も公開ですよ。というか,エラい出番が多かったような気が。他の再殺部隊連中は千歳さん以外登場してないのに。
 それにしても剛太は格好いいなあ。ファイナル〜ピリオド〜アフターと続く展開の中で一番男を上げたキャラじゃないだろうか。ちーちんが惚れそうになるのも分かります。すっかり近所の変態さんとなっちまった感のあるパピヨンも○。
 結果的にすごくまとまりのある〆方だなと思いました。この作品を好きになってよかったな,と。