いーだ俊嗣『テレパシー少女蘭』

  月刊シリウスで連載中の超能力漫画。なんだか昔よき時代のSF漫画といった感じでいいですよ。おすすめ♪
 平凡な女の子だった蘭が転校生の翠と出逢うことで超能力に目覚めるという出だしからして安直ながら,それが逆に好み。蘭のボーイフレンド留衣と蘭の兄で超能力を持たない凛*1を合わせた4人が主要な登場人物。個人的には翠ちゃんが好きですね。1巻と2巻で「ねらわれた街」というエピソードになっています。基本的に超能力ジュブナイル漫画としての基本線を辿った手堅い作品で驚きはないけれど安心して読めます。無難といえば無難な出来で個人的には好きなんだけど,独創性に欠けるため物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
 ちなみに原作はあさのあつこ。最近名前をよく聞くけれど,未だに読んだことのない作家さんだったりします。これを機会に読んでみるのもいいかも。やっぱり『バッテリー』から読むのがいいのかなあ。

*1:にしても留衣とか凛とか女だか男だか分からん名前はどうかな,と。