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　貸して頂いた本。前作を読んだのっていつだろう。それこそ中学生のころではなかったかしら。って，10年以上前かよorz
　読んでると意外に前作のあらすじを覚えていることに感心しきり。それだけ印象深かった本ということもいえるのかな，と。瑠璃さんも好きだが，やっぱり瑠璃さんの腹心の小萩さんが好きだな。世話焼きの苦労性ってのがすごいツボです。同じ事は高彬の乳兄弟である守弥にも言えるかも。また新キャラの煌姫はなかなか性格が悪くてしたたかなところにちょっと惹かれます。意外とこういう女性っていい人だったりするんだよね。最後には瑠璃さんのよい悪友になってくれそうなのは気のせいかな。
　絵柄は前作と比べて変わっているような気もするけど，雰囲気はまるで変わっていなくて嬉しい。久しぶりに逢う友人が以前のままで安心したような感慨すら持ちます。原作を読めば，この先の展開は分かるのだろうけど，しばらくはこのまま漫画版を追いかけてみたいなあ，と。さすがに今更コバルト文庫はちょいと恥ずかしい。花ゆめはいいのかと問われると疑問ですが（苦笑）。
　どうでもいいけど“人妻編”というサブタイトルは何とかならんかったのだろうか。原作どおりといえば原作どおりなんだろうけどさ。