2005年という一年(表)

全般:
 いろいろあったようでもあり,なにもなかったようでもあり。ここに書かれるのを躊躇われようなことはmixiのほうで「2005年という一年(裏)」として振り返ります。って,mixi読んでる人なら知ってるとは思うんだけど(苦笑)。個人的には仕事の部署が変わったのが大きかった。というか,全てはそこに尽きるな。サイトの運営は滞りがち。特に11月中旬以降は本家をまったく更新していない。どうしたものか。そういや,この日記始めたのも2005年からだな。
 最大の懸案が解決していない以上,2006年も状況はさして変わらないと思われます。どう転ぶんでしょうね,本当に(他人事)。

読書:
 ここ数年の傾向を引きずって低調そのもの。高校生のころのように一日8冊読むとか芸当はもう出来ないかな。数えるのは面倒だから止めておくけど,たぶん100冊も読んでいないと思われます。ベルガリアード物語とか新しい太陽の書が復刊したのは素直に嬉しかった。読んでねえけどよ。あとグイン・サーガが微妙に面白く感じられることに何処か悔しさを感じてしまう。そういやアルスラーンの新刊がでたり,ARIELが完結した年でもありますな。
 個人的には加納朋子の一連の作品の魅力を再確認した一年だった。というわけで一番心に残った本は加納朋子『スペース』ということで。あと『ななつのこものがたり』もよかったです。『レインレイン・ボウ』や『ささらさや』『てるてるあした』も捨てがたいけどな。
 20巻におよぶ長編になってしまった笹本祐一『ARIEL』にも敬意を表したい。結末には賛否両論あると思うけど,一番相応しい終わり方に思います。

漫画:
 桑田乃梨子作品との出会いは素直に嬉しかった。特に現在連載中の『豪放ライラック』はお気に入りです。一方で『武装錬金』の打ち切りはやっぱり残念。とりあえずは『武装錬金ピリオド』に期待。どうまとめてくれるのかしらね。『ヴィンランド・サガ』は結局アフタヌーン誌に移籍。質の高い作品を提供するという意味ではこちらのほうがよかったように思います。
 熱狂できる作品がなかったのは素直に残念。ただこれは自分の趣味傾向の変化に伴う部分も多いように思います。今年出会った作品の中ではひぐちアサおおきく振りかぶって』が一番ですかね。あくまで比較級として,ではありますが。

TV番組:
 完全に見なくなっちゃいました。それでも2005年前半は『仮面ライダー響鬼』や『魔法戦隊マジレンジャー』なんかは見ていたんだよな。忘れちゃいけない,忘れたいけど『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』なんて作品もありましたね。どうでもいいけど。アニメや特撮はまるで見なくなってしまいました。成長したのかなんなのか。
 一年を通してほぼ見たのは『タモリ倶楽部』と『トリビアの泉』くらい。あとNHKの語学番組とF1中継もか。もともとTVを見る時間は少なかったんだけど,今年はそれに拍車がかかってしまいましたね。いいことなのか悪いことなのかはよく分からん。目に負担をかけないってことでならいいことなのかもな。

ゲーム
 これもやらなくなっちゃったなあ……。『シャドウハーツ フロム・ザ・ニュー・ワールド』と『ワイルドアームズ 4thデトネイター』『ロマンシングサガ ミンストレルソング』くらいのものか。こうしてみると趣味全般的に低調な一年だったように思います。というか趣味傾向の変化なのかもな,やっぱり。2006年はFFXIIとかあるけど,あまり食指をそそられない。このままゲーマーも引退してしまいそうな気がします。
 非電源系は今年も遊ばず。今更復帰するのもどうかなという気もしています。せいぜいゲームブック程度ですね。TRPGをするのはちょっと負担が大きすぎるかも。さほどにやりたいゲームもないし。伏見健二のエルスウェアを舞台にした最新作にはちょっと心を惹かれるけど。

音楽:
 一番の収穫は初めて天野月子のライヴに行けたこと。生で聴く彼女の歌声とパフォーマンスには大きく心を揺さぶられました。ライヴ参戦は他に陰陽座が3回と,EUROPE,加藤いづみといったあたり。GAMMA RAYCHILDREN OF BODOMANGRA&NIGHTWISHARCH ENEMYのライヴに行けなかったことが悔やまれます。来年はDREAM THEATER,STRATOVARIOUS,HELLOWEENEDGUYと大物HMバンドの来日が相次ぎますが,行けるところには行きたいですね。趣味傾向が変わる中でもHMはやっぱり好きなままでした。一時期よりは聴く量が減ったとしても。
 2005年のベストは天野月子『A MOON CHILD IN THE SKY』とSAVAGE CIRCUSの『Dreamland Manor』で。特にSAVAGE CIRCUSは往年のBLIND GUARDIANを彷彿とさせて嬉しくなっちゃいました。ベストチューンは天野月子「花冠」と2005年の曲じゃないけど柴咲コウ「泪月−oboro-」で。多分今年一番聴いた曲なので。

まとめ:
 結局趣味の変化に尽きた一年だったのかな,と。昨年のごたごたに嫌気がさして(ついでにスワローズとファイターズも低調だったし)プロ野球もそんなに見なくなってしまったし,F1もアメリカGPのお粗末な運営に少し萎えてしまいましたね。ただこっちはアロンソライコネンという2人の若い傑出したドライバーが本格的に中心となる2006年に期待がもてそうです。王者シューマッハの復活もね。
 2005年は精神的な浮き沈みが激しく,不眠症に悩まされたこともあって,全般的に低調な一年だったように思います。不快な思いをさせてしまった方には心からお詫びいたします。上でも書きましたが,根本的に最大の懸案が解決していない以上,2006年も2005年同様になってしまうかもしれません。それでも少しづつ浮上はしていこうと思っています。
 改めましてみなさまありがとうございました。そして来年もよろしくお願いいたします。
 それではよいお年をお迎えください。

 ……で,3時間後には「あけましておめでとうございます」ってやってるんだろうな……。