覚書

 クリス・ウッディング『魔物を狩る少年』(創元推理文庫)

プロイセン帝国の飛行船による爆撃、殲滅戦(フェアニヒトゥング)で、ロンドンは壊滅的な打撃をうける。英国はプロイセンに降伏し、英国のプライドはこなごなに砕かれた。
そして、“魔の眷属”がやってきたのだ。最初は誰も魔物の存在を信じようとしなかった。だが魔物たちは次第に種類や数を増やし、ロンドンの南側地域にはびこり、もはや駆逐できないほどの数にふくれあがっていた。
魔物の襲来はロンドンだけでなく、世界中のほとんどの都市部でおきていた。
こうした災厄のなか、魔物を狩る“魔狩り人(ウイッチハンター)”が生まれた。言い伝えや民間伝承、迷信や科学、先達と自分自身との経験をもとに魔物を狩る職業だ。

やべー。すげえ面白そうな世界観だ。ヴィクトリア朝ロンドンってだけでも触覚ぴくぴくなのに,更にプロイセンが飛行船で侵略ですよ。スチームパンクっぽさも入ってるみたいだけど『悪魔の機械』みたくマッド・ヴィクトリアン・ファンタジーって呼ぶのがいいかも。なにはともあれ楽しみです♪