BOOK BATON

 隣人さん(id:Nachbar:20050703#p4)から届きました。帰ってきてから回答します回答しました。
持っている本の冊数
分かんない。多分1500冊〜3000冊くらいじゃないかと思う。引っ越しの時にだいぶん減らしたんだけどなあ。
今読みかけの本 or 読もうと思っている本
読みかけの本はいろんな事情で再読してる,みうらじゅん/いとうせいこう『見仏記』
読みかけで放りっぱなしなのはキム・ニューマンドラキュラ紀元』とエドワード・ケアリー『望楼館追想
読もうと思ってる本は村山由佳おいしいコーヒーのいれ方』。高校生レベルのメンタリティしか持たない人間は読まなきゃならないかな,と。
最後に買った本(既読、未読問わず)

特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊まで

  • 神月摩由璃『幾千の夜を越えて』(社会思想社現代教養文庫
    • 思い入れしかない一冊。
    • この本に出逢えたことで僕は小説家を目指すようになった(初カミングアウト)。
    • 個人的にはこれ以上に素敵な国産ファンタジーは他にないと思っている。
    • 姉妹作『リュスリナの剣』の続きを待ちわびて幾星霜。
    • でも諦めが悪い大人としては待ち続けるよ。
  • マイケル・ムアコックエルリック・サーガ》(ハヤカワ文庫)
    • 1冊じゃなくって8冊だけどシリーズものなので仕方ないよね。
    • もちろんホークムーンとかコルム,エレコーゼも好きだぜ。
    • 僕に海外ファンタジーの面白さを教えてくれたシリーズ。
    • エルリックも好きだけど脇を固める人物が魅力的にすぎる。ムーングラムとかラッキールとかザロジニアとか。
    • 報われない愛って好きなんだよな…。
  • 加納朋子ななつのこ』『魔法飛行』(創元推理文庫
    • すごく切なくて,そして甘さが心地よい作品。
    • このころの加納朋子の作品は本当に好きだった。最近のは甘さがちょっと鼻につく。
    • 「魔法飛行」で野枝さんが塔の上からペンライトを振る場面,そしてその行為の意味が本当に印象的。
    • いろんな本を読んできたけど,あんなに素敵な場面に出会えたことは他にない。
    • 燻ってた小説家を目指すという夢がこの場面のおかげで再燃した。
    • 読んだ後,優しい気持ちになれる,そんな作品。…やっぱり,俺って乙女度高いなあ(苦笑)。
  • マリオン・ジマー・ブラッドリー『アヴァロンの霧』(ハヤカワ文庫)
    • 日本では四分冊だけど,原著は全1巻だから問題ないよね。
    • 最早,僕にとってアーサー王物語といえば,これしかない。
    • そういえばこれも報われない,切ない愛の物語だなあ…。
    • これほどまでに女性が描かれているアーサー王物語は他にない。
    • モルガーナ・ル・ファイ好きだなあ。
  • K.W.ジーター『悪魔の機械』(ハヤカワ文庫)
    • ひとつくらいは馬鹿小説をいれておかないとな。
    • ひたすら馬鹿な小説。でも馬鹿なだけじゃない。
    • そこに真面目さがあるからこそ,より面白さが引き立つんだと思う。
    • ディファレンスエンジン』と並んでスチームパンクの代表作としても名があがるくらい評価は高い作品。
    • でも馬鹿。
    • 早川書房は早いとこ再版なり復刊なりしてくれよう。読みたいんだよう。

澁澤龍彦の著作は1冊に選べなかったので割愛。敢えて選ぶなら『高丘親王航海記』かな。候補作としては中島敦山月記』,泉鏡花高野聖』,京極夏彦『絡新婦の理』,若竹七海スクランブル』,北村薫『夜の蝉』,笹本祐一『ARIEL』,R.A.ハインライン夏への扉』,エリス・ピーターズ《修道士カドフェル》シリーズ,H.P.ラヴクラフト『狂気山脈』か『未知なるカダスを夢に求めて』,デイヴィッド・エディングス《ベルガリアード物語》あたりだろうか。考えれば考えるほど出てきそうだけど。
バトンを回す5人
ここを見てるかどうかは分からないけど,以下の2人…3人,4人,いや5人の方々宜しくお願いします。例によって面倒ならスルーしてください。